■titleタグ

HTMLドキュメントに記載するtitleタグには、Webサイトの訪問者と検索エンジンの双方に、そのページのトピックが何かを伝える重要な役割があります。 titleタグは、HTML文書内のheadタグの間に配置します。

Webサイト内のページには、ページ毎にそれぞれ固有のタイトルを記載するように心がけてください。 基本的にWebサイトのタイトルは、コンテンツとマッチしたものにする必要があります。 titleタグに記載する文字数は全角30文字程度までと考え、不要に長いタイトルはつけないようにします。

■descriptionメタタグ

HTMLドキュメントに記載するdescriptionメタタグには、Webサイトの概要を検索エンジンに伝える役割があります。 titleタグと同様に、descriptionメタタグはHTML文書内のheadタグの間に配置します。 descriptionメタタグは検索エンジンがそのままWebサイトの概要文として利用する可能性があるので重要です。 あくまでも「可能性がある」に留まりますが、重要なことに変わりありません。

Webサイト内のページには、ページ毎にそれぞれ固有の概要文を記載するように心がけてください。 descriptionメタタグに記載する文字数は全角100文字程度までと考え、ユーザーにWebサイトの内容が伝わりやすい文章にします。

■keywordsメタタグ

HTMLドキュメントに記載するkeywordsメタタグには、Webサイトに関連するキーワードを検索エンジンに伝える役割があります。過去、keywordsメタタグに関連性のないキーワードをたくさん記載するSEOスパムが流行したため、現在の大手検索エンジンではkeywordsメタタグの内容をあまりみていないといわれています。しかし、ブックマークなどでは参考にされていますので、Webサイトに関連しているキーワードを記載するようにしてください。keywordsメタタグには優先順位の高いキーワードを左から５つほど記述しておきます。titleタグと同様に、keywordsメタタグはHTML文書内のheadタグの間に配置します。

■画像の利用

画像が貼られているだけでは、検索エンジンは画像が何を意味するのか理解できません。そこで、その画像が何を表しているのかを説明するためにimgタグのalt属性を利用します。imgタグのalt属性には、imgタグの画像が何を表しているのかを説明する役割があります。alt属性に画像の説明を記載する際の注意点としては、キーワードを詰め込みすぎないことと、説明分を長くしすぎないことが挙げられます。無関係なキーワードを羅列した長い説明文だと検索エンジンにSEOスパムとみなされる可能性があります。また、画像は専用のフォルダにまとめて保存しておいた方が、管理しやすいだけでなく検索エンジンにもやさしいディレクトリ構造といえます。

■段落と見出し

h1タグからh6タグまでの見出しに記載されたキーワードは、検索エンジンがコンテンツの内容を判断する材料になります。内容に沿って重要度が高いh1タグから的確に見出しをつけた方がSEO効果も高くなります。h1タグは１ページに１つだけ記載するようにします。無関係なキーワードを羅列した長い文章を見出しタグで囲まないようにしてください。これも、他と同様で検索エンジンにSEOスパムとみなされる可能性があります。

■文章の重要度

検索エンジンにはHTMLの上に記載されている内容ほど重要だと判断する性質があります。可能であれば、bodyタグの直後にh1タグを記載することをお勧めします。次にメインとなる本文を記述するようにします。サイドバーに配置するリンクや広告は、最もアピールしたい本文の後で記述するようにします。こうすることで、検索エンジンにページの内容を的確に伝えることができます。

■スタイルシートの利用

レイアウトの形成はスタイルシート（CSS）で行うことが推奨されています。 使いやすさからtableタグでレイアウト形成をしてしまうことがありますが、これはSEOを考える上では好ましくありません。 レイアウトを形成するときはdivタグを活用しましょう。

HTMLタグを簡略化した方が検索エンジンがサイトのコンテンツを理解しやすくなります。 そうすると検索エンジンにクロールしてもらいやすくなります。 できるだけ多くのページを検索エンジンにクロールしてもらった方が、Webサイトの情報も的確に判断してもらいやすくなります。 また、サイトの評価も上がり検索上位に表示されやすくなります。

ユーザーに分かりやすくするのは当然ですが、検索エンジンもWebサイトのお客様と考えて検索エンジンが読み取りやすいHTMLドキュメントを作成するように心がけましょう。