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レンタルサーバーとは、インターネットに情報を発信するコンピュータ(サーバー)の容量の一部を間貸しするサービスを指します。 レンタルサーバー、または「ホスティングサービス」とも呼ばれます。
サービスは、通信事業者やレンタルサーバー運営会社などが自社設備を用いて提供しています。 個人で運営している小規模なレンタルサーバーも存在します。 有料無料問わず、ほとんどのサービスでは、1台のサーバを複数の顧客で共有する形になっており、使える容量の上限をあらかじめ定めていることが多いです。 ディスクの上限容量が多く、他の様々な制限も少ないほど高価になる傾向があります。 ほとんどのホームページは、レンタルサーバーを利用して運営されています。
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無料レンタルサーバー
ホームページを公開するのに費用を抑えたい人は、無料レンタルサーバーの利用も一つの手段です。 無料レンタルサーバーを利用する一番のメリットは、何といっても無料なので初期費用や月額費用が発生しないことです。 ホームページを公開するとはどのようなものか、お試し気分で体験することができます。
無料というメリットは一番大きいですが、逆にいうと無料であること以外のメリットはありません。 無料レンタルサーバーは広告掲載の義務やCGIの利用禁止など様々な制限がある場合が多く、自分が考えたとおりのホームページが作れない場合があります。 また、利用が審査・抽選制であったり、一定期間更新しないとアカウントが削除されることもあります。 基本的に管理者によるサポートはなく、ヘルプ機能も不十分であることが多いです。 ヘルプ機能が不十分なので初心者にはやさしくありません。 さらに、サーバーの安定性(レスポンス)が悪く、突然閉鎖というレンタルサーバーも過去に存在しました。 有料レンタルサーバーと比較すると、費用以外のリスクは決して少なくありません。
もちろん、しっかりと運営しているサーバーも存在します。 特定分野に限定されたホームページスペースの場合は、同じ分野の仲間どうしでコミュニティを形成したりと、楽しい一面もあります。 しかし、本格的にホームページを開設しようと考えているなら、将来的に無料レンタルサーバーから有料レンタルサーバーへ引っ越す(無料から有料へアップグレードする)ことも考えておいた方がよいでしょう。
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有料レンタルサーバー
有料レンタルサーバーの場合は、基本的にPHPやCGIは利用可能となっています。 また、広告は表示されませんし、ほとんどで商用利用やアフィリエイトも許可されています。 無料レンタルサーバーと比較すると、セキュリティ機能やヘルプ機能も充実しています。
有料レンタルサーバーには個人向けと法人向けがあります。 法人向けの有料レンタルサーバーでも、個人の申し込みを受け付けていることろもあります。 ほとんどの有料レンタルサーバーでは、初期費用と月額費用が発生します。 どのレンタルサーバーを選択するかで明確な違いが出るのは、費用、ディスク容量、データ転送量、サポート体制の4点です。
データ転送量とは、1か月に行えるアップロード・ ダウンロードの総量を指します。 アクセス数が小さい小規模なサイトなら、各サービス提供会社が定めた数値をオーバーする事はないでしょう。 しかし、アクセスが多くなりサイトが大規模になってきたらデータ転送量が制限されるかもしれません。 データ転送量が無制限・無課金と明記されている方が安心できます。(無制限でも一定以上になると警告を受けることがあります。)
他の点に関しては、どのレンタルサーバーを選択しても大差なくほぼ同じといえるでしょう。 アクセスが集中している企業のホームページなどではセキュリティや稼働率も気にする必要がありますが、個人のホームページでは上記の4点を配慮すれば十分でしょう。
特定分野(アダルトや出会い系など)に関しては、利用規約を確認する必要があります。 また、マルチドメインやサブドメインの個数、独自ドメインの取得・持ち込み等も場合によっては確認する必要があります。
せっかく有料レンタルサーバーを利用するなら、SEOの観点からも独自ドメインを取得して利用することをおすすめします。 ドメイン検索なら、「ムームードメイン」を利用すると便利です。 一度、自分が考えた独自ドメインが利用可能かを調べてみてはいかがでしょうか。
法人向けといえますが、専用レンタルサーバーもあります。 専用レンタルサーバーとは、インターネットに接続されたサーバ1台をまるごと貸しだすサービスです。 専用レンタルサーバーを利用すると、レスポンスがよく、ほとんどの機能に制限がありません。 また、ソフトのインストールやユーザーの作成、外部からのアクセス制限など、あらゆる設定が可能となっています。 その半面、1台まるごと借りるので、コストは割高となります。